ステキな美容師さんはお客さんを選り好みしません。
だから、自分が嫌われるかそうでないかは基本的には気にしなくてもいい事です。
けれども、そんなステキな美容師さんでもやっぱり人の子です。
出来れば、より気持ちよく仕事をしたいと思っている事は明らかでしょう。
美容師の特殊性
ここで美容師という仕事の特殊性に触れつつどんなお客さんが嫌われてしまうのかを探っていきましょう。
これを理解すると、美容師さんからめちゃめちゃリスペクトされる事請け合いです!(笑)
まず、一体どんなお客さんが嫌われてしまうのでしょうか?
ズバリ答えはこだわりが強すぎる人。
美容師さんはヘアデザイナーです。
文字通りヘアスタイルをデザインする人の事です。
デザインする人=デザイナーですよね。
美容師以外でデザイナーと呼ばれる仕事で思い浮かぶのは、
例えばファッションデザイナーや建築デザイナー。
ファッションデザイナーはお洋服をデザインする人。
そのお洋服を作る人はパタンナー。
出来上がったお洋服を売る人ほショップ店員さん、
建築デザイナーは建物の設計をする人。
その建物を建てる人は現場の職人さん。
それを売るのは不動産関係の営業マン。
デザインする人、作る人、売る人
のような感じで、細分化(分業化)されています。
ところが美容師は、
デザインも作ることも、売ることも全て一手に引き受けているんです。
こんな仕事他にあります?
ネイリストさんやアイリストさんは結構近い感じですね。
でも他にデザイナーと言われる仕事でデザイン、制作、販売を一手に引き受けて行う仕事は見つかりません。
美容師さんはデザイナーでありながら、制作の職人さんでもあり販売員さんでもあります。
しかも施術中もずっとお客さんにつきっきり。
ね、こんな仕事他にないでしょ?
そしてここからがポイント。
美容師さんに嫌われないポイントとは??
ステキな美容師さんはその技術もさることながら、接客力にもとても長けています。
接客力に長けている=優れた販売員さんでもある。という事です。
物を売る販売員さんや営業マンは人対応のプロですよね。
ステキな美容師さんも人対応のプロ。
優れた販売員さんや営業マンの持つスキルを併せ持ちます。
一方で美容師さんはデザイナーであり、物作りの職人さんでもあります。
デザイナーや職人さんって拘りが強く、近寄り難いイメージありません?
そうなんです。
美容師さんは物腰の柔らかい販売員さんの側面もありつつ、
頑固な職人さんの顔も持っているのです。
ステキな美容師さんほど、表には出しませんが、
自分の仕事に対する誇りはとても高く、自己研鑽を怠りません。
そこに、お客さんが自分のヘアスタイルに対して良いか悪いかは別にして(往々にして悪い事が多い)
強いこだわりを持ちすぎている場合、お客さん自身が“デザインする人”になってしまいます。
お客さんがデザイナー、制作は美容師さん。こんな図式です。
これでは、普通に考えて美容師さんは面白いはずがありません。
ステキな美容師さんは、自分の技術に対する自信と誇りを持って努力されている方です。
もちろん、嫌な顔1つせず、お客さんが、細かく提示するおかしなヘアスタイルに一生懸命付き合ってくれます。
「じゃあいいじゃない」
そうなんですけど、表向きはそう見えるだけで本当は違うかもしれません。
だって、普通で考えたら、相手はデザインのプロですよ。
そんな人に、堂々と素人のおかしなデザインを強要するって、ちょっとどころかかなり引いちゃいません?
数は少ないですけど、そういう人必ずいるんです。
極端な例は少ないとしても、意外と結構存在します。
本人が自覚していているのなら別ですが、ほとんどの場合は無自覚です。
無自覚デザイナーもどき客チェックリスト
・なりたいスタイルがあるのに今までなった試しがない。
・ずっと何年もしているこのヘアスタイルしか自分は似合わない。
・今っぽくなくてぜんぜんいい。なのに、お任せでお願いしてもいつもなんか違う。
・私の髪質は〇〇なのにどうしてわかってくれないの?
・友達から紹介された美容師さんが何人もいるけど全然ダメ
いかがですか?
実は、お客さん自身がデザイナー気質の方って意外と多いんです。
ただし、上の項目に当てはまるからと言って、その全てがデザイナー気質な訳ではありません。
ちょっとこの判断は難しい所なのですが…
けれども、1つだけ言えるのは、自分自身のヘアスタイルに関して、
思い入れが強ければ強いほど、デザイナー気質の傾向が強くなります。
そうしたタイプの方にも、スキルの高いステキな美容師さんは、やっぱりステキに対応してくれます。
お客さんからすると、「そうそう!やっと私の事をわかってくれる美容師さんに出会えた!」
となる訳です。
そんなステキな美容師さんです。
多少のお客さんのワガママなど、全くワガママとは思わないでしょう。
けれども、ヘアデザイナーとして、
お任せしてくれるお客さんとそうではないお客さんとどちらの仕事が純粋に楽しいか?
と問われれば、間違いなく、前者と答えるでしょう。
嫌われはしないと思いますが、確実に好かれはしません。
美容師さんに嫌われない方法はとは??
先ほどのチェック項目をご覧になって、「ドキっとした」方、
反対に「全然大丈夫まるで当てはまってない」と思われた方など、感じ方は様々。
美容師さんに嫌われてしまう可能性が高い人はどちらの方でしょう?
答えは「全然大丈夫まるで当てはまってない」と思われた方でです。
反対に「ドキっとした」方、ご安心下さい。あなたは大丈夫。
一見矛盾していますが、チェック項目はずっと美容師さんを探し続けている人ならば、
どれかに当てはまる事が多いです。
それを誰かに指摘されて、「そうかもしれない」と思える時点で、謙虚で素直な人なのがわかります。
「全然大丈夫まるで当てはまってない」と思われた方は嫌われるとまでは言いませんが、
ちょっと気をつけたほうが良さそうです。
なぜなら、無自覚である可能性が高いからです。
無自覚なんていってしまうと、ちょっと厳しい言い方ですが自分のこととなると
気付けていないなんてことはよくあることです。
かと言って、「媚びへつらえば良い」と言うことではありません。
担当していただく美容師さんの事をヘアデザイナーとしてリスペクトして、
出来るだけ耳を傾けて聞き入れられる提案はきちんと聞き入れる事。
ただこれだけです。
たったこれだけのことで、自分の髪を生涯に渡ってステキにしてくれる美容師さんに出会える確率がグッと高まります。
まとめ
いかがでしたか?
長期間、担当美容師さんが決まらないでいると、新しく見つけた美容室や美容師に対して期待はあるものの、
不安な気持ちを お持ちの方がとても多いです。
だから、「今度こそは!」と思いつつ、やっぱり心のどこがで
「大丈夫かなぁ…」「わかってくれるかなぁ…」と、ついネガティブになりがちです。
今回、テーマが“美容室で嫌われるお客さん”と言うことで記事を進めてきましたが、
結局のところ、ステキな美容師さんは誰の何がどうあれ、ステキなおもてなしとステキな技術でお客さんを魅了してくれます。
girlysmで美容師さん探しの記事をご覧になって、美容室を探した方は、
この記事をある程度の参考にしていただくくらいで大丈夫。
ただ、心の片隅に、美容師さんサイドから
「あ、このお客さん、いい人!よーし任せて!絶対ステキにお仕上げしますよ!」
って思ってもらった方が絶対いいに決まってます。
相手もプロの美容師である前に人ですもの。
せっかく探し当てた美容室。
緊張もあると思いますが、ぜひ、いいドキドキ感を持って、行ってきてくださいね!
幸運を祈ります!
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