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CASIO GP310
この春小学2年生になる息子。
年少さんから始めたピアノ教室が6月で4年になります。
ピアノ教室は個人の先生でとっても優しいK先生。
シャイな息子にはぴったりの先生です。
元々、「幼稚園の先生みたいにピアノが弾きたい!」と懇願され始めたピアノ。
マイペースですが、着実に上達している姿にウルウル😢(ハッ!バカ親⁉️)
一年前の発表会前の事です。
家では上手く弾けるのに、レッスン(グランドピアノ)では指が転がってしまいうまく弾けず…
「これはそろそろ買い替えか😅」
と、思ってみたものの、結局購入せず…
そしてあっという間に時が経ち、1年後。目前に迫る発表会。
今年のソロ曲は、しっとり聞かせる短調のこの曲。
4年前に購入したビギナー向けの電子ピアノじゃ抑揚もうまくつけられず… 感情の表現なども難しい…
多分、今のところ、大好きなピアノレッスンを辞めることはないでしょう。
と、言うことは…
「買い替え〜〜〜」
マンションなので、アコースティックピアノは❌(そもそも我が家にはそんな予算はありません💦)
そこで、調べ上げだ結果たどり着いた答えは…CASIO GP310です!(これも私からすると鼻血が出るほどの高級品💦)
と、その前に全く壊れてもいなく、まだまだ現役続行中なのに、一線を退くことになってしまった電子ピアノくんをちょっとだけ紹介します🎹
KORG LP180
こちらは4年前にAmazonで確か椅子、ヘッドホン合わせて¥60,000を少し切るくらいで購入。※現在はもう少し安い価格で出ているようです😊
私も幼少期にピアノを習っていたことがありました。
父が転勤族だったので、マンション住まい。従ってピアノはやっぱり電子ピアノでした。
私の指先に残る当時のぼんやりとした記憶とKORG LP180の鍵盤のタッチ。
正直ビックリしました💦
「なんと弾きやすい!とても5万円台とは思えない!」素直に感動したことを覚えています😊
さて、本題に戻りましょう。
※KORG LP180の記事はこちら
CASIO GP310の何が凄いの⁇
ハイブリッドピアノって何⁇
電子ピアノ選びで大切なのは[鍵盤とスピーカー]。
中でも鍵盤にこだわらなくては、と調べ上げた結果、どうやらハイブリッドピアノなるものがいいらしいぞ!
ハイブリッドピアノは構造は電子ピアノだけれど、鍵盤にハンマーが付いていて、タッチはまるでアコースティックピアノ。
それでも、ピアノの先生はやっぱり、「アコースティックピアノでなくては」とおっしゃいます。
でも、住宅事情が(予算もね)許してはくれません😢
電子ピアノもお値段が上がるごとに、鍵盤が木製になり、アコースティックピアノの鍵盤に段々と近づきます。
けれども、木製の鍵盤になっただけでは、アコースティックピアノの鍵盤とは別物。
アコースティックピアノの鍵盤は実際は見えてる部分よりももっと長〜い。そしてその先にはハンマーが付いている。
見えるところだけの鍵盤が木製になった電子ピアノではやっぱり、アコースティックピアノとは似て非なるもの。
30万円くらいでかなり高性能な電子ピアノは手に入ります。が、その多くは普通の電子ピアノ。ハイブリッドピアノはほとんどありません。
一般的に有名な電子ピアノメーカーといえば、国産アコースティックピアノメーカーのYAMAHAとKAWAI。
この両メーカー、ハイブリッドピアノも作っています。が、ものすごく高いです。
YAMAHA N1X希望小売価格:715,000円(税抜 650,000円)
KAWAI NV5S 標準価格 715,000円(税抜 650,000円)
しかも両メーカーともこのモデルがハイブリッドピアノの最安バージョン。
アップライトピアノが買えてしまいます。
ところが、CASIO GP310は30万円を少し超えるくらいの価格。
もちろんハイブリッドピアノです。
「これは即買いか!」
でも、安かろう悪かろうでは困ります。
「CASIOって電子ピアノも作ってるの?でも、元は計算機のメーカーでしょ?ハイブリッドと言っても性能は低いんじゃないの?」
大体、YAMAHAとKAWAIIの廉価モデルの半分以下の価格って…
ここは、ハイブリッドは諦めて、おとなしくクラビノーバにしようかな…
でも、やっぱり、ハイブリッドが気になります。
CASIO GP310はホントのところどうなのだろう?
CASIOとベヒシュタイン
3大ピアノブランドの一つベヒシュタイン。
CASIO GP310はカシオ計算機株式会社と、3大アコースティックピアノブランドのベヒシュタインがタッグを組んで世に送り出した、スペシャルハイブリッドピアノだったのです。
「楽器メーカーではないカシオの電子ピアノなんて」と、なんて浅はかな私。
今では、大尊敬です!カシオさま!
よく考えてみれば、カシオは計算機をはじめとした、電子機器メーカー。
と、なれば電子楽器は主戦場。
悪い訳がありません。
ピアノと聴くと「ヤマハ?カワイ?」なんて単純すぎなのでしょう💦(ヤマハもカワイももちろんスペシャルブランドです!当たり前すぎてすみません💦)
「ピアノなのにカシオ?」最初はピンときませんでしたが、電子機器のスペシャルメーカーが本気で作った[CASIO GPシリーズ]。
GP310の鍵盤
こちらをご覧ください。
これはCASIO GPシリーズの鍵盤です。ベヒシュタインと全く同じ構造の鍵盤です。
そして使われている木材も全く同じもの。
鍵盤とその構造だけを抜き取ると、それは全くベヒシュタインそのもの。
悪い訳がありません。
しかも、音の響きがこれまた素晴らしい。
アコースティックピアノのようなピアノ全体から響き出る音を表現するには6つのスピーカーが必要と言われています。
CASIO GPシリーズはもちろん6つのスピーカーを採用しています。
それだけではありません。
ピアノ上部が開閉式になっていて、閉じた時と開けた時では、格段に音色が変わります。
それはまるで、グランドピアノの天板を解放した時のよう。
実際弾いてみると、なんと⁈
「これしかない。」と結論付けた私は、家電量販店に息子を連れて向かいました。
行先はもちろん、電子ピアノコーナー。
さらに今回調べ上げたCASIO GP310の事は息子には内緒です。
さて、どうなることやら。
あ、その前に電子ピアノの買い替えとCASIO GP310の事も先生に相談していました。
ピアノの先生ですから、最初はやっぱり「アコースティックピアノがほんとは良いのだけどね。」と言われました。
そこで、ハイブリッドピアノの存在とCASIO GP310のことを話してみました。
すると、実際、デモ機を弾いて来てくれたのです。
先生の感想は…
「電子ピアノ、こんなに良くなってるんだね!ビックリしたよ😊これなら大丈夫!というより、むしろおすすめしたくなっちゃうくらいだよ!」
と、お墨付きを頂いたのです。
さて、私の息子はこの違いがわかるでしょうか?
シークレットで弾かせてみると…
家電量販店の電子ピアノコーナー
20台くらいの展示がありました。
価格帯で置いてある場所を変えている感じです。
「この辺りのピアノを弾いてみて😊」
ざっくり見た目で、エリアを指定して選んでもらうことにしました。
「レッスンのピアノと同じようなのがあったら教えてね」
5台くらい弾いたところで、
「うん!決めた!」
と、息子。
さて、結果は…
これは奇跡的なのか、彼の実力が備わってきたからなのか、たまたまなのか💦
選んだピアノはCASIO GP310でした!
もし、違うのを選んでもきっと、なんとか誤魔化して、GP310にするつもりでしたけれど💦
「どうしてこのピアノを選んだの」
「K先生のピアノにも似てるけど、発表会の時のピアノに(タッチが)似てる!」
こんな答えが返って来ました。
一瞬ですけど、この時は親バカモード全開💦
(そうかそうか!君にはこの違いがわかるのね!)
心躍りまくりの親バカと言うか、バカ親です💦
(具体的にはどんなところが、発表会のピアノだったのだろう?)
聞いてみると…
「鍵盤が滑らないところと、押した(弾いた?)時の感じ。」
(そういえば、昨年の発表会が終わった時に、そんな事を言ってたっけ。)
子供なりにその違いを感じ取っていたようです。
コンサートピアノ
CASIO GP310はグランドピアノタッチなのですが、ベヒシュタインとのコラボレーションにより、鍵盤のメカニズムはベヒシュタインのコンサートピアノそのもの。
そうなんです。
CASIO GP310は、ベヒシュタインのコンサートピアノのタッチを忠実に模したもの。
発表会のピアノはベヒシュタインではありませんがコンサートピアノ。(YAMAHAでした。)
発表会の時にしか触れることがないピアノを毎日の練習で使えるとしたら?
これは、上達必至です。
CASIO GP310がやってきた!
とうとう、我が家に念願のCASIO GP310がやってきました!
設置してもらい、初めて弾く曲は、今年の発表会のソロ曲。ショパン ワルツ変イ短調 遺作です😊
まだまだ未完成ですが、どうでしょう??
昨年はプルグミュラーのタランテラ。
家では上手く弾けていても、レッスン、そして本番もとっても頑張っていたのですが、やっぱり鍵盤のタッチが違いすぎていたのでしょう。
指が転がる感じで、本人も納得がいかない様子でした。
ドキドキの初弾き!
「おー!(なんだか一気に上達したみたいに聴こえる!)」
本人もご満悦です😊
感想を聞いてみました。
「うん!いいみたい😃😃」
言葉はこれだけですが、何より表情がものがたります。
ホット安心のひとときでした😮💨
さぁ、本番まであと一月!
息子がどのくらい成長するのか、楽しみです😊
まとめ
私の息子は、年少さんから始めて足掛け4年。バーナムを卒業して、ブルグミュラーの終わりくらいとハノンをレッスンで弾いているレベルです。
電子ピアノも初めからこのくらいのスペックで良かったのかもしれませんが、続くかどうかもわからない中では、当時の選択肢にはありませんでした。
結果としては正解だったのかな?
と思います。
アコースティックのアップライトピアノや、YAMAHAや KAWAIIのハイブリッドピアノに比べると、CASIO GP310はかなりお安いです。
けれども、30万円を超える楽器は、我が家にとっては一大決心の高級品です。
単純な損得勘定で言えば、4年前にこのあたりの機種を購入していれば、もっとよかったのかもしれません。
けれども、息子もピアノの違いを感じ取れるようになり、新しいピアノで、大好きなピアノ演奏がもっと好きになっていく様子を見た時に、「選択として間違っていなかった。」
と、心から思えたのです。
私の息子の様に成長が感じられて、買い替えをご検討の方は、「えいっ!」と思い切って購入を超前向きに検討しましょう😊
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